2024年1月スタートの金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』は、阿部サダヲ主演、宮藤官九郎脚本による意識低い系タイムスリップコメディです。昭和のダメおやじが令和にタイムスリップし、その「不適切」な発言が令和の世を動かすというユニークな設定で、視聴者から熱い注目を集めています。
不適切にもほどがある!独自性、ユニークな点
『不適切にもほどがある!』の最大の魅力は、昭和と令和のカルチャーショックですよね。昭和の「ダメおやじ」が現代にタイムスリップするなんて、めちゃくちゃ新鮮!市郎の時代錯誤な行動や発言が、コメディの要素を強調しています。さらに、彼の不適切な発言が、縛られた現代人に新しい考え方をもたらすのも面白いです。
人間関係の描写も深いです。市郎と娘、市郎と令和の人々との関係は、時代を超えた家族愛や人間愛を感じさせます。昭和と令和のギャップを通じて、変わらない人間の本質を探る試みが、このドラマの独自性を際立たせています。
視聴前にチェックすべきこと
- 主人公小川市郎とその周囲の人物関係。
- 昭和と令和、二つの時代の背景知識。
- 宮藤官九郎の過去作品との比較。
- キャスト陣のこれまでの演技歴と役柄。
不適切にもほどがある!作品概要、特徴、あらすじ
『不適切にもほどがある!』は、昭和のダメおやじが令和にタイムスリップするという、ユニークな設定のタイムスリップコメディです。主演は阿部サダヲ、脚本は宮藤官九郎。この二人のタッグが作り出す、昭和と令和の文化衝突が見どころです。
あらすじはこんな感じ。1986年から2024年へタイムスリップした昭和のおじさん・小川市郎が、令和の世界でさまざまな人々と出会い、交流を深めていきます。彼の「不適切」な発言が、令和の時代に新たな風を吹き込むんです。
見どころは、昭和と令和の文化の違いをユーモラスに描きつつ、家族愛や人間関係の普遍性を感じさせる点です。
不適切にもほどがある!登場人物紹介
- 小川市郎:主人公。昭和のおじさんで、1986年からタイムスリップ。
- 犬島渚:シングルマザー。令和で市郎と出会う。
- 秋津睦実(ムッチ先輩):1986年のアイドルに心酔する男。
- 向坂サカエ:社会学者。2024年から1986年に息子とタイムスリップ。
- 小川純子:市郎の娘。
- 向坂キヨシ:サカエの息子。母と共にタイムスリップ。
登場人物 | 関連性 |
---|---|
小川市郎 | 主人公。昭和のおじさん |
犬島渚 | 市郎と令和で出会うシングルマザー |
秋津睦実 | 市郎と同じ1986年の人物 |
向坂サカエ | 2024年の社会学者。1986年にタイムスリップ |
小川純子 | 市郎の娘 |
向坂キヨシ | サカエの息子。1986年にタイムスリップ |
不適切にもほどがある!1話あらすじ・ネタバレ(2024年1月26日放送)
不適切にもほどがある!1話あらすじ
1986年、厳格な体育教師で野球部の恐れられる顧問・小川市郎(阿部サダヲ演)は、学校では“愛の鞭”で知られ、生徒たちからは「地獄のオガワ」と呼ばれています。しかし、彼は同時に、17歳の娘・純子(河合優実演)を一人で育てる、悩める父親でもありました。純子が最近、彼の帰宅時間を気にするようになり、市郎は娘が不良行為に走るのではないかと案じています。
ある晩、市郎はバスの中でタバコを吸っているときにうとうとしてしまい、目覚めると、現代風の服装をした女子高生が目の前に現れます。彼女の出で立ちに違和感を覚えた市郎が指摘するも、周りの乗客は市郎のタバコを問題視し、口論に。市郎はバスから急いで降りますが、目に飛び込んでくるのは彼にとって未知の服装をした人々と風景でした。
戸惑いながらも馴染みの喫茶店に逃げ込んだ市郎は、そこで犬島渚(仲里依紗演)と遭遇し、彼女のビールを勝手に飲んでしまい、さらにトラブルに。一方、1986年のその日、純子は中学生の向坂キヨシ(坂元愛登演)から告白されています。キヨシは令和から昭和にタイムスリップしてきたばかりで、純子に一目惚れしたのでした。純子自身は秋津睦実(磯村勇斗演)への想いを抱えつつも、キヨシの提案に応じようとします。
昭和と令和、二つの時代を舞台に、時代のズレと人々の間のミスマッチを軸に展開するこのストーリーは、タイムスリップを通じて見えてくる価値観の相違と共感をユーモラスに描き出す、新感覚のコメディです。
不適切にもほどがある!1話ネタバレ
1.市郞の家族
1986年冬、主人公の市郞は娘の純子を起こし、朝食を食べさした。その後、純子は市郞にお小遣いをもらって、学校に行った。市郞も勤務先の中学校に行った。純子は途中で先輩のムッチに会った。市郞は夕方、野球部の指導をした。
2.タイムスリップ
市郞は勤務が終わると、バスに乗ったが、そのまま2024年にタイムスリップした。市郞がバスの中でたばこを吸っていると、客に受動喫煙と言われたりした。その頃、中学生のキヨシは1986年にタイムスリップした。途中で、純子にぶつかり、一瞬で好きになり、付き合って欲しいと言った。
その頃、市郞はたばこをコンビニで買い、喫茶店の「スキャンダル」に行ったが、そこで現在が2024年だとわかった。そこに客の渚がいて、市郞は渚のビールを飲み、寝ている渚の子を起こしてしまった。
(感想)バスでタイムスリップできるというのがすごいなと思った。
3.二度目のタイムスリップ
市郞がトイレに行くと、小泉今日子のポスターの裏に穴が開き、向こうは1986年だった。市郞は1986年に戻り、純子にキヨシとチョメチョメしていないかどうか聞いた。
次の日、キヨシは市郞の学校に転校した。キヨシは野球部に入った。
夕方、キヨシの母のサカエが学校に市郞の発言がパワハラだと文句を言いに来た。サカエはこんな学校にキヨシを預けられないと言って、連れて帰って、旅館に泊まった。
(感想)トイレの穴から過去に戻れるのが面白いと思った。でも、どうしてトイレの穴なのか。
4.三度目のタイムスリップ
市郞は夕方、またバスに乗ることにした。そこにサカエもキヨシも乗ったが、キヨシは戻り、サカエもそれについて行った。
その頃、会社員の秋津はレストランで、同僚と同僚の加賀が秋津にパワハラされたことについての話をしていたが、隣に偶然にも市郞がいた。市郞は不適切なことを言って話し合いにならなかった。(ミュージカルシーン)
その頃、ムッチと純子がキスをしようとしたが、キヨシが純子に手を出すなとムッチと戦った。
(感想)キヨシはどうしてバスに乗らなかったのだろうか。純子が好きだからだろうか。
5.四度目のタイムスリップが叶わなかった!
市郞は1986年に戻るためにスキャンダルに行くと、渚が夜、働いていた。トイレに行ったが、小泉今日子のポスターもなく、トイレもマスターが頼んだ工事のために洋式になって、1986年に帰れなかった。そこにサカエから電話があった。
不適切にもほどがある!2話あらすじ・ネタバレ(2024年2月2日放送)
不適切にもほどがある!2話あらすじ
市郎(阿部サダヲが演じる)が令和の時代に戻ってきた際、彼の手元のスマートフォンが鳴り、昭和に留まるサカエ(吉田羊が演じる)からの着信を受け取ります。
この事態に、市郎のタイムトラベルの話を疑っていた渚(仲里依紗が演じる)と秋津(磯村勇斗が演じる)も、ビデオ通話を通じて目の当たりにした昭和のサカエの姿に衝撃を受けます。しかし、市郎はその驚きをよそに、純子(河合優実が演じる)とキヨシ(坂元愛登が演じる)の間で起こりそうな問題を防ぐために、サカエに急いで家に戻るように頼みます。
その後、市郎は渚と秋津に対し、これまでの出来事の詳細を改めて話し、初対面の際の渚の涙の背景についても言及します。
これを受けて渚は、自身が直面してきた困難な状況について明かし始め、それは現代社会の厳しい労働環境を反映したものでした。渚が抱えるストレスと問題はさらに深まりますが、その時、市郎がどのような行動を起こすかが次なる焦点となります。
不適切にもほどがある!2話ネタバレ
昭和の当たり前は令和の不適切とギャップと共感が同居するタイムスリップコメディドラマの第2話。
再び令和にやってきた小川市郎(阿部サダヲ)の持っているスマホに、昭和にいる向坂サカエ(吉田羊)から着信があり出てみることに。
市郎がタイムスリップしてきたことを信じれなかった犬島渚(仲里依紗)と秋津睦実(磯村勇斗)だが、ビデオ通話でサカエが昭和のお店の前にいることがわかり驚きの様子。
市郎は娘の純子(河合優実)とサカエの息子・キヨシ(坂元愛登)が「チョメチョメ」しないよう、サカエに自分の家に向かってもらうようお願いする。
市郎は改めて渚と秋津にこれまでの経緯を説明し、最初に渚に会った時に流していた涙の理由が気になっていたと伝える。
渚は、テレビ局勤めでジャーナリストの谷口(柿澤勇人)と結婚し息子を出産後、職場復帰した日のことを語り始めるが、
現代の働き方がいかに難しいかを象徴するかのような内容だった。
職場に託児所ができたので預けることにしたが、業務中にちょくちょく連絡が来て託児所のある別館に何度も往復するハメに…
業務は新人にスタッフに引き継ぐよう指示されるのだが、大事なところでシフト終了の時間が来てしまい、もう一人の新人にもう一度伝えなければならなくなる。
上司は「何か僕にできることがあったら…」と表面上は協力的な姿勢を見せるだけ、カウンセラーに相談しても暖簾に腕押し…
そして夜。子どもがようやく寝付いた所にゆっくりビールでも飲もうとしたところ、市郎に飲まれてしまったため思わず涙が出たということ。
次の日、職場に退職願を出すも上司が辞めさせてくれない。引き継いだ後輩は辞め、カウンセラーも休職したという。
困った渚は市郎に電話をかけると、「あんたにしてほしいことが俺にできること」という市郎に言葉に、息子のおしりふきを買ってきてとお願いする。
職場に谷口が息子の親権を奪いにやってきた所で市郎が口を開き、ミュージカル調に。
市郎は令和の「働き方改革」が渚のためになってないと訴え、渚は仕事を辞めない代わりに職場環境改善を訴える。
結局、息子の親権も渚が持つことで一件落着。
しかも市郎がテレビ局のカウンセラーとして働くことになる。
この件で渚との距離が縮まった市郎は、渚とチョメチョメできると浮つくものの、喫茶店で見せの看板を登った時に落下してしまい、
市郎の家で純子とサカエ、キヨシが3人で暮らすことになっていた昭和61年にタイムスリップしてしまう。
不適切にもほどがある!3話あらすじ・ネタバレ(2024年2月9日放送)
不適切にもほどがある!3話あらすじ
偶然の転倒が原因で時を超え昭和の時代にタイムトラベルしてしまった市郎(阿部サダヲ扮する)は、何も問題がなかったかのように、純子(河合優実扮する)らが暮らす家庭に戻ります。同時に、市郎が令和の時代から忽然と姿を消したことに、渚(仲里依紗扮する)と秋津(磯村勇斗扮する)は不安と心配を隠せません。
市郎の失踪から2日後、喫茶店「SCANDAL」で、渚と秋津はサカエ(吉田羊扮する)の前夫であり、タイムマシンを開発した井上昌和(三宅弘城扮する)と対話します。井上からタイムマシンの秘密や開発背景について耳にしたところ、昭和に滞在している市郎から渚のスマートフォンに連絡が入ります。その後、井上は過去を変えることで未来が変化する可能性、すなわち“タイムパラドックス”のリスクについて議論を展開します。
その頃昭和では、純子がバラエティ番組に出演すると言い出します。未成年者の出演には保護者の同伴が必要となるため、市郎やサカエもテレビスタジオに同行する運びとなります。一方、令和の世界では、渚が先輩プロデューサー、栗田一也(山本耕史扮する)が手がける番組に起こった重大なスキャンダルに involuntarily involvedされてしまいます。
不適切にもほどがある!3話ネタバレ「タイムマシン開発者の正体は?」
昭和から令和にタイムスリップした小川市郎は、ひょんなことから昭和にまた、舞い戻ってしまいます。
昭和に戻った市郎は自分の家で、娘の純子と令和のサカエ、キヨシ親子と4人で暮らすことになりました。
純子とキヨシは、好き合っていますがまだ一線は超えていません。その頃、喫茶店では渚と秋津が姿を消した市郎のことを心配していました。そこに、サカエの元夫である井上が現れます。井上は、実は市郎の教え子でした。市郎からタイムマシンを作る夢を励まされ、努力のかいあって昭和に戻るタイムマシンのバスを成功させたのでした。井上は、渚たちに過去を変えることはしてはいけないと話します。
タイムパラドックスが起きるというのです。その後、渚のテレビ局で不祥事騒ぎが起こります。人気MCが4股をかけていたことがスキャンダルになりそうだったのです。テレビ局ではMCの不祥事が発覚する前に、何とか手をうとうと、渚の知り合いの八嶋智人を代理のMCとして依頼します。
テンポよく番組を進めていく八嶋でしたが、スタッフの髪型をほめることもアウトとされ、八嶋は謝罪を何度もする羽目になってしまうのでした。一方、昭和では、純子がお色気を前面に打ち出したズッキーのバラエティ番組に友達と出ることになり、市郎は心配で収録会場について行きます。サカエから出場している女の子が全員、誰かの娘であることを言われた市郎は、番組を見る目を変えていくのでした。娘を応援しようと姿勢を改めた市郎でしたが、純子は本番中にアクシデントで倒れてしまいます。
いやらしいことを言っていたズッキーは、てきぱきと指示を出し、純子の体調を一番に取り組みます。ズッキーの紳士的な態度に、サカエは驚くのでした。
純子は、何とか無事で、市郎に「好きな人がいるんでしょ。行ってきなよ。」と、父を励まします。亡き妻のことが気になっていた市郎でしたが、娘に言われて、渚に会いに行くことを決めました。「絶対戻ってくる。」と宣言し、市郎は再び令和に。ちょうど、その時、不祥事を起こしたMCが自らの声で謝罪したいとスタジオにやって来ていました。
八嶋の機転で番組が落ち着いてきただけに、渚たちは慌てます。市郎はサカエから聞いた「みんな誰かの娘。娘が悲しむことはしない。」と、ミュージカルの歌に参加するのでした。ほっとした渚は、市郎に甘えるように近づきますが、ビリビリと電気ショックのような衝撃を受け、近づくことができません。
不適切にもほどがある!4話あらすじ・ネタバレ(2024年2月16日放送)
不適切にもほどがある!4話あらすじ
市郎(阿部サダヲ扮する)と渚(仲里依紗扮する)がキスを試みた際に、不意に電気ショックのようなもので反発される出来事が起こります。この体験から、彼らは自分たちの関係に目に見えない障害があることを悟ります。
次に、市郎が「SCANDAL」というカフェでかつての教え子、井上(三宅弘城扮する)と偶然再会します。
市郎は井上の手を借りて、友人キヨシ(坂元愛登扮する)の携帯電話を自分の名義で登録し、新しいメッセージングアプリで遊び心を満たしていました。しかし、この行為が将来的に複雑な問題を引き起こすとは、彼らはまだ知る由もありませんでした。
一方、過去の時代、昭和の時代に設定された小川家では、家族にとって予想外のニュースが持ち込まれます。
キヨシがクラスメイトのイノウエ(中田理智扮する)から愛の告白を受けたという話が伝わり、特にサカエ(吉田羊扮する)はこの情報に大きな衝撃を受けます。さらに、純子(河合優実扮する)はキヨシが他の誰かとも関係を持っているのではないかと疑い、家族の間で動揺が広がります。
不適切にもほどがある!4話ネタバレ
テレビ局のエレベーターの中で、市郎は渚とキスをしようとしました。しかし、二人が近づくと電気がビリビリときてしまい、キスをすることができません。
渚が胸に触れてほしい素振りをするので、市郎は「いいの?」と確認して触ろうとしますが、何度チャレンジしても電気ショックのせいで、近づくことができませんでした。管理室では、エレベーター内のモニターを見ながら「二人は何をやっているのだろう」と、監視員さんも不思議がるほどでした。市郎はキヨシのスマホでメッセージアプリに接し、大喜びで操作するようになりました。メッセージを送った相手から反応がないと、どうなっているんだと怒りを露にして不適切な表現で相手を不快にさせてしまうほどです。
昭和世代の市郎には、令和のコミュニケーションのころ合いが全く分からないのでした。とうとう「小川市郎被害者の会」まで出来上がる展開になってしまいました。一方、昭和の小川家でも騒動が持ち上がっていました。キヨシがクラスメイトの女の子に「好き」と告白されたのです。母のサカエは、ショックを隠しきれません。
純子にも「二股」と騒ぎ立てられてしまいます。後日、令和の時代にカウンセラーとして働く市郎のもとに、渚の会社の先輩が訪ねてきます。先輩は、お父さん世代のナツメロ特集を組みたいが、昭和歌謡の歌詞に不適切な表現がたくさんあるので、悩んでいるとのことでした。
市郎は、知り合いの秋津たちも呼び、カラオケで昭和歌謡を歌って検証していきます。そこで、秋津が歌った曲が「親父の十八番」と言っていたことから、秋津の父がムッチ先輩であることが分かるのでした。ムッチ先輩は、昭和の時代に、市郎の娘の純子に好意をもち、純子を追いかけまわしていた人物です。純子はキヨシト間と合わせていたのに、キヨシが来ないイライラからムッチ先輩のバイクに乗ってうさばらしをします。しかし、雨に濡れてしまいました。
純子は誘われるまま、ムッチ先輩の部屋に行きます。すると、ムッチ先輩がブリーフ一枚で、純子を押し倒そうとしました。けれど、ムッチ先輩は「ギンギラギンに」なれず、近藤真彦の歌になぞらえ、さり気なく純子とキヨシの恋を応援する側にまわろうとします。
令和の時代では、電気ショックから渚は何かに気づき、市郎を自分の親に合わせようとします。何も知らない市郎は、「父に合わせてくれるなんて」と意気揚々とやって来ますが、出会った初老の男性から「お父さん」と呼ばれて困惑するのでした。
不適切にもほどがある!5話ネタバレ(2024年2月23日放送)
不適切にもほどがある!5話あらすじ
渚(仲里依紗)の案内で、市郎(阿部サダヲ)はホテルのラウンジで犬島ゆずる(古田新太)と面会していました。意外にも、ゆずるは市郎を「おとうさん」と呼び、これに対して市郎は「おとうさんはお前の方だ」と苛立ちを見せます。この一部始終を目にした渚は、市郎に特定の写真を提示します。
一方、昭和の時代では、サカエ(吉田羊)が偶然にもキヨシ(坂元愛登)のクラスに学校を欠席している生徒の存在を知ります。キヨシが令和の時代にも不登校であったことを知った純子(河合優実)は、キヨシに「その生徒と話してみてはどうか」と勧めます。しかし、SNSが存在しない昭和では、どのようにして連絡を取れば良いのかキヨシは困惑しますが、やがて昭和特有の「ある連絡方法」を思いつきます。
不適切にもほどがある!5話ネタバレ
渚から「お父さんに会ってほしい」と言われ、意気揚々とやって来た市郎は、病後の様子のゆずるから「お父さん」と呼ばれて困惑します。
よくよく話を聞いてみると、ゆずるは純子と結婚し、渚が生まれていたのでした。渚が自分の孫と分かり、市郎は優しい目で渚を見つめます。渚から「抱っこをしてほしい」と頼まれ、市郎は渚を優しく抱きしめるのでした。市郎は、ゆずると純子のなれそめを聞き、ゆずるが神戸で背広の仕立てを頑張っていたことを知ります。
純子のその後の行方が気になる市郎でしたが、渚とゆずるはなぜか慌てて、二人が離婚したことや純子が外国で自分の夢を叶えようとしていることをしどろもどろに語ります。ゆずるが最初の背広を市郎に仕立てようとしていたけれど、なかなかうまくいかなかったという話を聞き、市郎は改めてゆずるの店を訪ねるのでした。ゆずるは喜んで市郎の採寸をします。その部屋に、市郎と渚と純子の写真が飾ってありました。その写真に日付を見て、市郎ははっと何かを感じ取ったようでした。
実は、平成のゆずるが緊張して採寸をしたために時間がかかり、純子と市郎は阪神大震災によって亡くなったという事実が判明したのでした。自分がもたもたしたせいで二人の命を奪ったと、頭を下げるゆずるに対して、市郎は渚を抱っこし、純子や市郎と仲直りができていたことを肯定的にとらえていました。
一方、昭和の時代では、サカエがPTAの連絡網を回し、学校に来ていない子どもの存在に気づきます。市郎の休職を伝えに学校に行った際、登校拒否と不登校の認識の違いにさえ気づかず、PTA会費の扱いもずさんな学校の体制にイライラしてしまうサカエ。もやもやした心を持て余して、ムッチ先輩のオートバイに乗って公園に来たサカエは、そこで小学校時代の自分に出会います。小学校時代のサカエは、現代と全く同じスタンスで間違ったことに対して正義感をもって堂々と抗議するような子でした。
しかし、正しさをとうとうと述べ、相手を追い込んでいく小学校時代の自分を見て、サカエはふと自分自身を振り返り始めます。また、テレビ局では八嶋智人のスキャンダルを事前に防ごうと、渚たちが努力をしていました。八嶋がテレビ収録後、毎週土曜日に怪しい動きをしていることが分かり、市郎たちは検証のため、八嶋を呼び寄せます。
八嶋は、テレビを盛り上げようとけん玉の練習を地道にしていました。影の努力を人に見せないというポリシーをもっていた八嶋でしたが、スキャンダルでないことを証明するために真実を話します。
不適切にもほどがある!6話ネタバレ(2024年3月1日放送)
テレビ局のプロデューサーである渚の同期、由貴が、次期に携わるドラマの件で、テレビ局のカウンセラーとなった市郎の元に相談に訪れる。
由貴は90年代に活躍した脚本家、「エモケン」とドラマを制作する予定で、元々エモケンファンだった由貴は楽しみにしていたが、昔話ばかりして、目新しい発案をしない彼に辟易してしまったという内容だった。
一方で、阪神淡路大震災で娘・純子と自分が死んでしまうという事実を知った市郎は、純子と顔を合わせられず、昭和60年に帰れずにいた。そのまま現代で生活を続ける市郎は、昭和の話題で盛り上がれるエモケンと仲良くなり、バラエティー番組に出演することになった。
そんな市郎を心配した真彦は、彼をタイムマシン開発者・井上の元に連れて行き、過去に戻って純子と会うべきだと説得する。
説得に応じた市郎は昭和に一時的に戻ることにし、純子やサカエ、キヨシらと令和の話題で盛り上がりながら楽しく食事をする。純子が寝た後、市郎はサカエにだけ自分と純子の行く末を告白する。
純子には、9年後に若くして亡くなるという未来など、とてもじゃないが伝えられない、という市郎に、サカエは深刻な内容に衝撃を受けながらも親身になって寄り添い、今を楽しく、好きなように生きたらいい、と励ます。
これからどうするかを考えた市郎は、純子を令和に連れていくことを決意する。
そして市郎は、実は夫と娘だと言うことを隠してユズルと渚に引き合わせるのだった。
市郎の出演するバラエティー番組に見学に訪れた純子。そのバラエティー番組は、昭和を生きたおじ様達に令和のクイズを出し、令和を生きる若者達に昭和の文化のクイズを出す、という内容だった。令和のイマドキの話題を知らない昭和のおじ様方を笑うような内容だった。昭和に活躍した俳優の松村雄基と一緒に出演した市郎は上手くふるまっていたのだが、それを見ていた純子は自分の父親をバカにしすぎだと怒ってしまう。
市郎は、なぜおじ様達が若い頃の話をするのか、それは若い頃に戻りたくても戻れないからだ、おじ様達は今の文化はわからないけれども若い時に夢中になったことは覚えているし、イマドキの文化もいずれは古くなっていくのだと「17歳」の歌に乗せて伝えるのだった。
その後、由貴はエモケンから次回作の脚本を受け取ったと渚に報告する。そして、母と娘だということを内緒にしたまま純子との交流を深める渚は、一緒に服を買いに行こう、と誘ったのだった。
コメント
コメント一覧 (2件)
6話のネタバレから何で小川なんですか?
あとちょくちょく出てくる一郎って誰?
ひでさん
コメントありがとうございます。
修正させて頂きました。
深くお礼申し上げます。